ルネサンス
ルネサンスとは、14世紀~16世紀頃にかけて、ヨーロッパで行われた精神的・文化的な運動です。それ以前の文化は、王侯貴族や性色関係者によって創り出されたものでしたが、ルネサンスは一般市民階級で発生した世俗的市民文化です。
ルネサンスとは、自然と人間を発見した文化だとも言われています。科学が発達したことでそれまでの常識が非常識となり、世界観が広がって人間とはなにかを考えるようになりました。この動きによって中世的な教会と対立せざるをえない状況が生まれます。そうした状況から誕生したルネサンスは、「人間のあるがままの姿を追求するというヒューマニズムの精神」です。
1453年に滅亡したビザンツ帝国からイタリアへ亡命してきた文化人や学者らによって、古代の文学書や学術書が紹介され、啓発されたことも、ルネサンスへの刺激となりました。
このルネサンス思潮は、15世紀にグーテンベルクが発明した活版印刷術の発展に伴って、ヨーロッパ全土に一気に広まっていきます。
15世紀には、巨匠と呼ばれる画家、ボッティチェリ、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ラファエロ、ミケランジェロなどが出現します。科学の分野では、地動説を唱えたコペルニクス、説を発展させたガリレイなどの科学者が現れ、火薬や羅針盤などのアイテムが多数発明されます。物質の発展からも思想的変革が行われるようになり、人々の考え方を根底から変えていくことになります。
現存する多くの音楽要素が、こうした時代に登場しています。